家賃や引越代の他に「初期費用」が必要となります。
思わぬ予算オーバーをしないためにも、「何に使われて、どれくらいかかるの?」といった点を解説していきます。
初期費用に含まれるもの
「敷金」・「礼金」
お部屋を借りるために物件を検索していると目につくのが、「敷金・礼金」という言葉。
前回のコラムでも少しお話をしましたが、「敷金」は原状回復費用として、入居前にあらかじめ大家さんに預けておく「預り金」のようなお金。
一方の「礼金」は大家さんに対して「お部屋を貸してくれてありがとう」という意味で支払う、「お礼のお金」といったものでした。
「日割り家賃」・「前家賃」
賃貸物件の家賃は前払いで支払うのが一般的とされています。
契約時に入居日から月末までの日数分の家賃を先に支払うのが「日割り家賃」です。
例えば、2019年3月15日にお部屋に入居したとします。
その場合、3月15日~31日分が日割り家賃として契約時に必要となります。
また、日割り家賃以外にも、一般的には翌月分の家賃を「前家賃」として支払います。
どのみち支払わなければならない4月分の家賃ですが、初期費用に含まれるので注意が必要です。
「仲介手数料」
お部屋を借りる家賃は大家さんが受け取ります。
先にお話しした「敷金・礼金」も、大家さんが預かったり受け取ったりするお金です。
では、お部屋探しに行く不動産会社の収入は一体どこにあるのでしょうか。
それが、「仲介手数料」です。
借りようとしているお部屋が不動産会社の所有する建物の場合は、貸主(大家さんである不動産会社)から直接お部屋を借りる契約になるため、仲介手数料は発生しません。
「その他の費用」
その他にも物件を借りる際に加入が義務付けられている「火災保険」や、新築の建物ではない場合「鍵交換費用」なども必要な費用となります。
初期費用はいくらかかるのか
「敷金」は1ヶ月分が相場
「敷金0」の物件もありますが、その際には「ルームクリーニング費用」など別の項目で原状回復費用が必要となる場合がほとんどです。
一見お得に見えても、実質家賃の1ヶ月分程度の料金が必要となる場合が多いので、「退去時にお世話になったお部屋を綺麗にする費用」は必ずかかるものとして考えておきましょう。
「礼金」は0~1ヶ月分が相場
先にお話しした通り、「敷金0」の場合は「ルームクリーニング費用」など別の項目で必要な費用を支払うことがほとんどなのに対し、「礼金」は大家さんへお礼として支払う「返ってこないお金」です。
そのため初期費用を抑えるには、敷金よりも礼金を抑えたお部屋を探すことが大切になります。
「仲介手数料」はいくらかかるのか
「仲介手数料」の上限は家賃の1ヶ月分と法律で決められているので、家賃の1ヶ月分以上になるということはありません。
ですが、「仲介手数料」には消費税がかかるので、「家賃の1ヶ月分+消費税」が相場となります。
中にはオーナー様が「仲介手数料」をご負担くださり、「仲介手数料半額」や「仲介手数料無料」でのご紹介ができるお部屋もございますので、お部屋探しの際にはお気軽にご相談ください。
「火災保険」や「鍵交換」はいくら位かかるのか
「火災保険料」は、入居時に2年分をまとめて支払うケースがほとんどで、その相場はシングル向けのお部屋で15,000円~20,000円程度になります。
「鍵交換」にかかる費用は鍵の種類によって異なりますが、10,000円~20,000円位になります。
よりお得にお引越しが出来る「礼金0」のお部屋や、一定期間お家賃が無料になる「フリーレント」付のお部屋など、お客様が月々お支払いになるお家賃のご予算はもちろん、初期費用のご予算にあわせたお部屋をご紹介させていただきます。
また、弊社では初期費用のクレジットカード決済にも対応しておりますので、ご来店の際にはお気兼ねなくご相談ください。